
コロネットシアター。写真:Luke White
News4 February 2020
日英間のプロジェクトのプレスリリース
大和日英基金が支援する日英間のプロジェクトの2019年9月期の助成についてお知らせします。
Stills Centre for Photographyでの石内都氏の写真展を支援します。 これはスコットランドでの初の作品展であり、エジンバラでギャラリートークを行います。
コロネットシアターでの1ヶ月の日本の現代文化のジャパン・フェスティバルを支援します。 種々のアーティストが参加し, 音楽, 演劇, ダンス,視覚芸術などを披露します。
そして言の葉の庭舞台プロダクションには新海誠氏の同名のアニメ映画の5週間の英国での舞台化公演に対して支援します。
またオークニージャパンアソシエイションによる2020年の3週間のオークニー諸島日本フェスティバルにおける演劇と書道のプロジェクトに対して支援します。
基金が支援しているもう一つのプロジェクトはアーティスト・イン・レジデンスです。これは奈良県の春日大社に隣接する最近改修された18世紀の木造建築の社家(しゃけ、伝統的に神主の家族が住む家の名称)で行われます。
基金は益子からデボンへの陶芸家たちの訪英も支援します。日本の現代テーブルウェアをボベイ・トレイシーにあるリバーサイドミルのデボン・ギルド・オブ・クラフツメンでの「テイスト オブ ジャパン」という展覧会で展示します。
より大きな支援額の重点助成の一部について、受領者による共同研究についての概要説明は以下の通りです。
薬剤耐性菌の発生抑制に向けた新技術開発を目的に,人に対しては無害ながら病原性細菌を捕らえて破壊する“プレデターバクテリア”(捕食性細菌)の性質を研究します。東北大チームの微生物学実験技術とヨーク大チームの顕微計測技術を組み合わせ,“細菌を細菌でやっつける”新たな抗菌剤の実現可能性を見出します。
シェフィールド大学, シェフィールドティーチング病院, 東京農工大, 京都大学では各機関の研究者は相互訪問のための助成金を受け,データ共有や転移学習を機関間で促進しながら,神経学的なモデリングに関する研究を一層進めます。本助成によって,てんかん,脳卒中,脊髄損傷や認知心理学をはじめとする様々な異なる神経学的な条件に関する国際共同研究を進めていきます。
【参考】
大和日英基金は、1988年に大和証券株式会社からの寄付により英国の非営利団体(チャリティ)として設立されました。英国と日本の相互理解の促進を目的としており、次の活動を柱にしています。
- 日英関係への貢献に意欲的な個人・様々な団体のプロジェクトに助成する。
- 日英両国の学生・学術研究者に人物交流・共同研究の機会を与え、研究促進を支援。
- 大和スコラーシップの授与。英国の大学卒業者を対象とし日本語学習と職場研修の機会を与える。
- 年間を通じて英国における日本理解を促進するイベントをロンドンの大和ジャパンハウスにて開催。
【照会先】
〒102-0076
東京都千代田区五番町12-1番町会館103
大和日英基金 東京事務局
副事務局長 河野順子 TEL: 03 3222 1205 FAX: 03 3222 1208
Email: tokyo.office@dajf.org