大和スコラー2020年 - 大和日英基金

大和日英基金はここに第30期大和スコラーを発表します。

今年は5名のスコラーを選考しました。

写真付きのプロフィール (2021年3月24日現在) は次をご覧ください。

写真付きのプロフィール

スコラーについて

エリオット・バイフォード

2017年レスター大学で医学研究を終えて、2018年4月イーストアングリア大学のノリッジ医学大学で学士(医学)を得て、ノースマンチェスター病院でジュニアドクターとして2年目の研修を終えつつある。

日本についての興味は大学の日本協会を通じて2016年夏に名古屋医学部大学院病院で病院実習を行い、2017年夏に名古屋の上山学院日本語学校でインターンを行なったことから発展した。

今後の学術的な血液学についての博士課程は日本で行いたい。特に、日本で散見される悪性リンパ腫亜型に特に興味があり、将来は国際的な治験医師のネットワークを形成したい。

ケイティ・クロフト 

2008年にヨーク大学で学士(英語と哲学)を得て、エジンバラの王立植物庭園とスコットランドのナショナルトラストで修業して庭師となった。ナショナルトラストには7年所属して、ボドナントガーデン、ヒッドコートマナーの庭園で働いていた。現在はフリーランスで、複雑な剪定や日本庭園を専門としている。

2016年の最初の日本訪問では4か月の間「奇跡の星の植物館」という、瀬戸内海の淡路島にある近代的温室で仕事した。この時期に日本庭園の更なる知識を深めたいと思った。その後3回日本を訪問し、直近では2019年に来日した。英国における日本庭園設計、工事、保守の専門家になりたい。そして公的私的な空間に新しい庭を創作し、現存する庭についても相談を受け、保守などを通して英国の専門家たちにも日本庭園の知識や技術を伝えたい。

グレース・ローレンス 

2019年にUCLでアーツとサイエンスの学士を得た。日本語の単位を修得し、2017年から1年間東京大学にいた。日本では日本の戦後の学生運動、レジスタンスについて論文を書き、日本で発見した舞踏について最終論文を書いた。舞踏の練習は今でも続けている。2015年にギャップイヤーで訪日の際には1か月あちこちを旅した。 この経験から2016年に1か月間あしなが育英会でインターンを行なった。

持続可能性に深く関心があり海藻や海洋農業について調べた。そして海藻をサステイナブルな食料として、また動物のえさや、カーボンシンクとしても利用し、漁師たちに漁業による収穫の減少を補う生計を提供できると信じている。

ハナ・ウー(呉)

2020年にオックスフォード大学で学士(英文学) を取得。2017年に王立ドローウイングスクールでアートの基礎を修了した。オックスフォードでは、日本の文学や映画を研究しながら、日本語の夜間コースを受けた。2017年冬には、日本への短い旅行をして大藤信郎、持永只仁、さわひらき等の作品を含む日本のアート、特に水墨画とアニメーションへの関心がより高まった。

日本では、自身の作品も発展させながら、刺激的な異文化間の交流の場所を育てて、日本においてアート・ギャラリーとアーティストとのつながりを進展させたい。

ジャック・ヤング 

2019年にリバプール大学で学士(進化人類学)を得て、その後修士(古人類学)を得た。韓国のソウル国立大学で留学をしている間に、九州大学から韓国と日本の女性の就業状態についての発表をするように依頼され、その機会に日本を旅した。

研究を続けて博士課程やその後もイヌ科を含む大型肉食動物の分布や形態の目的のため研究をしたい。 古代動物学や統合的生物学の研究を続けたい。今後も日本では絶滅亜種である本州オオカミと北海道オオカミとについて研究できる貴重な機会を得られると期待している。

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