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大和スコラーシップ

大和スコラーシップは、次世代の指導者になりうる優秀な若い英国人に日本語学習の機会と将来の職業に関連する専門知識を習得するための奨学金を提供します。大和スコラーシップは、日英両国間のより良い理解を深めるための大和日英基金による奨学金制度です。

大和スコラーシップは、英国での1ヶ月の日本語講座の後に、日本で19ヶ月の日本語学習、職場研修、ホームステイを行うユニークな約20ヶ月のプログラムです。

事前の日本滞在や日本語学習の経験は、必要ありません。

現在182名の大和スコラーが大和奨学金制度を修了しています。その中には科学者、アーティスト、学術研究者、弁護士、建築家などがいます。

大和スコラーシップ2021の詳細はこちらで、申込みは次のリンクをご覧ください。

大和スコラー2014のフレヤ・シウェルとBBCのダン・デイモンのインタビューを次のリンクで聞くことができます:

World Service’s World Update

プログラム内容

期間

大和スコラーシップの期間は20ヵ月で、毎年8月に始まり2年後の3月末に終わります。

オリエンテーション

最終的に選考された大和スコラーは英国で日本語集中講座を受け、その後は日本で過ごします。到着早々に、東京でオリエンテーションが行われます。

日本語学習(9月から翌年8月)

スコラーは、9月初旬に日本に移り、スコラーシップの残りの期間を過ごします。すべての大和スコラーは日本の早稲田大学日本語教育研究センターで集中的な日本語学習を行います。早稲田大学日本語教育研究センター外部リンク

日本語学習修了後の12月(15ヶ月後)には中級の上レベルまで達することが期待され、日本で日本語能力試験(JLPT)のN2を受験します。

日本語能力試験のN2は上から二番目のレベルで困難ではありますが達成できるレベルの試験です。受験者は高レベルの文法の理解、漢字、語彙、会話能力、そして読解力が必要です。

JLPT(外部リンク

ホームステイ (8月下旬から9月下旬)

1年目の最後に、東京を離れてホームステイ先のご家族と約1ヶ月過ごします。日本語の上達と日本を深く理解することが目的です。

職場体験研修 (10月から3月末まで)

1年目の最後に、東京を離れてホームステイ先のご家族と約1ヶ月過ごします。日本語の上達と日本を深く理解することが目的です。

基金はそれぞれのスコラーのキャリアプランに従って、個々の研修先をアレンジします。これまでに、政府省庁やNGO、大学、シンクタンク、メディア企業、 建築設計事務所、法律事務所などの組織で約6か月の研修を行っています。

高いレベルの日本語力は、研修の成功に不可欠です。

修了3月末)

この奨学制度の最後には東京で修了式があります。大和スコラーはそれぞれ日本語でスピーチを行います。

その後は自動的に全員が大和スコラー同窓会のメンバーとなります。

出願資格

大和スコラーシップに申請するためには次の条件が必要です。

– 英国の市民権を有すること

申請者は次を満たしていなければなりません。

– 出発時に大学卒業または卒業見込みであること

– 科目を問わず成績優秀、又は各自の分野で何かを達成した記録があること、 将来の職業に明確な目的があること、日英関係のさらなる発展に貢献すること

*日本語学科の卒業生は大和スコラーシップ出願対象外です。

大和日本研究スコラーシップまたは基金の助成金への応募を検討してください。

報酬

学費

基金は奨学金に係わる全ての学費、受験料を負担します。

生活費

大和スコラーは、本人だけの生活費を支給されます。奨学金を受けている間は報酬を得る仕事はしてはいけません。

旅費

基金はスコラーシップ期間の始めと終わりに、日英間のエコノミークラスの航空券を用意します。

滞在施設

来日して数週間は基金が用意した都心のホテルに滞在します。この間に、スコラーは自分が住む賃貸物件の部屋を見つけます。

医療保険

全員、日本の国民健康保険に加入の義務がありますが、スコラーが日本にいる期間については、基金が標準的な英国の医療保険を用意します。

大学訪問

スコラーシップの紹介のために基金の職員、又はスコラーの同窓会のメンバーが英国の大学を秋学期に訪問して説明します。

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