
27 November 2020
【満員御礼】松本幸四郎氏による講演会「2020年に考える歌舞伎の伝統と革新」ご案内
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歌舞伎は伝統芸能であると同時に前衛的でもあり、常々時代の流れに沿って進化を遂げている。歌舞伎舞台は独創的で、その時代の流行と伝統とうまく融合させることで、多くの観客の心を引き付けてきた。今回の講演会では、歌舞伎役者の松本幸四郎さんに歌舞伎役者の視点から見た「伝統と革新」について、「英国と歌舞伎のご縁」についてお話しいただく。また、歌舞伎がいかに昨今の新型コロナへ対応しているか、ならびに今後の歌舞伎の発展についての意見も伺う。
◆松本幸四郎氏プロフィール:
1973年東京生まれ。七代目松本幸四郎から続く歌舞伎の家系に生まれ、父は二代目松本白鸚。息子に八代目市川染五郎。
1979年 6歳で三代目松本金太郎を名乗り初舞台
1981年 歌舞伎史上初の三代同時襲名で七代目市川染五郎を襲名
1987年 史上最年少14歳で「ハムレット」を演じる
1991年 英国ジャパンフェスティバル 新作歌舞伎「葉武列土倭錦絵」を、ロンドン、ダブリン、ニューキャッスルで上演
2015年 ラスベガス初の歌舞伎公演 「鯉つかみ」
2016年 ラスベガス・MGMグランド内劇場「獅子王」
2018年三代同時襲名で高麗屋の家長である松本幸四郎を十代目として襲名
2019年12月 チャールズ・チャップリン生誕130年に、『街の灯』を歌舞伎化した「蝙蝠の安さん」を上演。
今年は、世界初となるオンラインで配信される『図夢歌舞伎 忠臣蔵』で演出・出演。
日時:2020年12月10日(木)日本時間22:00-23:20
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
定員に達しましたので、締め切らせていただきました。
◆詳細:
歌舞伎は、演劇、舞、音楽、衣装が融合して繰り出されてきた日本が世界に誇る伝統芸能である。江戸時代(1603−1868)初期に出雲大社の巫女である出雲阿国が舞った踊りが歌舞伎の原点と言われている。しかし、1629年に女歌舞伎が禁止され、現在のような男性だけで演じる形態へと移行。現在、歌舞伎は日本国内のみならず世界各国で愛される舞台であり、2008年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。
*松本幸四郎さん出演の舞台情報について:京都南座の顔見世興行(2020年12月5日~19日)
企画構成・協力:君野倫子