大和日本研究スコラー2018
大和日英基金はここに、第4期生の大和日本研究スコラーを発表します。
今年は、4 名を選考しました。
写真付きのプロフィール(2018年7月現在) はこちらをご覧ください。
スコラーについて
マーカス・イーグル
マーカスは2018年にリーズ大学で学士号(日本研究とスペイン研究)取得。課程の一部として、2年目を早稲田大学で過ごした。日本の社会と言語学に興味を持ち、2019年9月から国際基督教大学(ICU)の日本文化研究の修士課程で日本語の話し言葉と書き言葉の変遷について研究する。1992年のバブル崩壊を通して、日本語がどのように変化し、いわゆる西洋で表現された「失われた10年」を反映しているのかを研究したい。長期的には日本と英国の国際交流を促進するために日本の企業で働くかあるいは学者としての道を歩みたいと思っている。
レベッカ・パターソン
レベッカは2016年にケンブリッジ大学で学士号(日本研究)取得。文部科学省の奨学金を受け大阪大学で1年を過ごした。英国の私立英語学校で日本の学生のためにメンター及び通訳として働いた。教育界での経験から言語学習と習得に対する関心が生まれ、2018年4月から京都大学の修士課程で外国語習得と外国語教育法についての研究を始めた。日本の学生の英語習得におけるメタ認知の役割を研究する。この2年間の修士課程修了後は研究者又は教育者として教育界に残りたいと思っている。
ニコラ・フィリップス
ニコラは2015年にオックスフォード大学で学士号(日本研究)取得。在学中に神戸大学で1年を過ごした。NGOで働き、香港やペルーで英語を教えた後、フリーの翻訳家として働き、The Inteligence Brief(英国の団体)に社会と環境問題に関するエッセイを寄稿した。2018年9月からロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)の社会人類学の修士課程で日本の性産業について調査する。具体的には日本での売春の歴史、性の商業化、従来の人間関係における欲望低下について民族誌学的な研究を行う。長期的には日本に着目した異文化間の組織のメディアを作って記述したい。
ドロシー・ファイナン
ドロシーは2017年にオックスフォード大学で学士号(日本研究)取得。在学中に神戸大学で1年を過ごした。その間に「日本の女性アイドルグループのイメージ作りのための努力」について調査した。この調査結果は学部の卒業論文とした。
彼女はシェフィールド大学で修士号(現代日本学)取得し、2018年9月から同大で東アジア研究の博士課程を始める。日本の現代音楽における青春という主題の重要性についての研究を行う。