大和日本研究スコラー2016
大和日英基金はここに、第2期生の大和日本研究スコラーを発表します。
今年は、3名を選考しました。
写真付きのプロフィール(2016年7月現在) はこちらをご覧ください。
スコラーについて
和泉・ブラディック
東京生まれで、12才まで東京で教育を受け、その後家族と共にオーストラリアに移住した。2014 年にオーストラリア国立大学で日本語/アジア史、並びに考古学/生物学的人類学の両方で学士(優等)。この間京都大学で交換留学も体験した。2015 年にオーストラリア国立大学、アジア太平洋研究にて修士(考古学) 。2016年10月から、オックスフォード大学で考古学の博士課程に進む予定。大学一年の宿題で、土偶(どぐう)と呼ばれる縄文時代の土の人形のレプリカを作成したことがきっかけで日本史の縄文時代に興味をもった。博士論文では、日本の縄文時代の非暴力社会をテーマとする。長期的なキャリア目標は、日本に特化したアジア考古学の教授になることである。
トーマス・モナハン
トム・モナハンは、2012年にエディンバラ大学で学士号(歴史)を得てから2年間JETプログラムの外国語指導補助教員を直島(香川県)で務めました。英国に戻り、ロンドン大学SOASで修士号(日本研究と上級日本語)を得ました。修士論文は、明治維新の間の薩摩藩に関連して西郷隆盛と1877年の薩摩反乱に注目しました。
当該分野に関して東京と鹿児島のアーカイブで研究を進め、2017年夏に東京大学で大学院外国人研究生課程を修了しました。2017年9月からイェール大学(米国)で博士号の研究を進めています。それは19世紀の大変動の時期に、日本政治組織の特徴について薩摩藩が明らかにした点についてです。
エリザベス・ウォーマルド
2012年、バーミンガムシティ大学のアート&デザインの基礎課程を修了。在学中、数名の学生によるグループ展で自身の写真作品を展示し、バーミンガムのブラスハウス・ランゲージ・センターでは日本語の夜間クラスを受講した。2016年、シェフィールド大学で学士号(日本研究)を取得。2014/15期の1年間は中央大学で学んだ。2017年4月、早稲田大学の修士課程に進学。特に興味を持っているのは、1990年代の日本人女性写真家、現代の日本人女性アーティストの政治的・文化的な問題への対応、そして彼女たちの作品がどのように大衆の心に響くかということである。彼女の長期的なキャリアの目標は、アートキュレーションと日英芸術文化交流の分野で働くことである。
リズは2019年3月に早稲田大学の修士課程を修了し、現在クリスティーズ・ロンドンの日本美術部門でフルタイムのインターンとして勤務している。