大和日本研究スコラー2019

大和日英基金はここに、第5期生の大和日本研究スコラーを発表します。

今年は、4 名を選考しました。

写真付きのプロフィール(2019年6月現在) はこちらをご覧ください。

スコラーについて

ヘレン・マガーワン

1997年にエジンバラ大学で学士号(日本研究)を取得。イヤーアブロード期間は東京の成蹊大学で学んだ。現在、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院の修士課程(日本研究)に在学している。エジンバラ大学を卒業後、ヘレンはいくつかの現地日本企業に勤め、また自身のビジネスも経営した。ヴィクトリア&アルバート博物館で東アジア美術のコースを受講した後、修士課程に進むことを決意。2019年10月には、ケンブリッジ大学の博士課程に進学する。前近代の「女筆」に焦点を当て、書状の形式、筆使い(書)、言葉、文面、執筆を通した女性らしさの表現について考える。研究を深めるため、日本にも滞在する予定である。

この動画では, ヘレンが現在の研究について語っている様子をご覧いただけます(750から。

 

カラム・サラッシノ

2019年にエジンバラ大学で学士号(日本研究)を取得予定。在学中の1年間、名古屋の南山大学で学んだ。2019年9月、東京大学の修士課程(アジア情報社会コース)に進学する。関心領域は日本の大衆メディア、特にアニメと漫画であり、それは彼の学士論文にも影響を与えた。修士課程では、ボーイズラブ漫画の一種である「オメガバース」漫画を中心に研究を進める。この漫画によって、主である女性読者層と社会のジェンダー・ダイナミクスをどのように関係付け、媒介できるのかを探りたい。

アレクサンダー・サッカー

2019年6月にシェフィールド大学で学士号(日本研究・世界史)を取得予定。在学中の1年間, 京都大学で学んだ。彼は立命館大学の修士課程(国際関係学)に進学し、環境に有益な政策と経済成長の追求との関係性を研究したいと考えている。そのため、特にASEAN内における日本の国際的な構造投資について分析を行う。また、ASEAN全般に対する日本の関与をいかに評価できるか調査する。将来は、シンクタンクまたは政策/研究機関で働きたい。

エレノア・ワイリー

2013年にオックスフォード大学で学士号(日本研究)を取得。イヤーアブロード期間は大阪大学で学んだ。大学卒業後、北海道ニセコ町でJETプログラムの国際交流員として、また神戸大学の広報担当として働いてきた。2019年10月、エレノアはオックスフォード大学の修士課程(日本研究)に進学する。作家、角田光代の作品に注目し、家族の単位に関する角田の描写について研究する。同時代人との比較を通し、また現代日本の社会文化的文脈のなかで、彼女の作品の位置付けを考えたい。

Toggle navigation