大和スコラー2019年 - 大和日英基金

大和日英基金はここに第29期大和スコラーを発表します。

今年は8名のスコラーを選考しました。

2019年9月に第29期大和スコラー(DS19)は東京へ向けて出発します。

専門分野は、陶芸, 電気工学, 数学とコンピューターサイエンス, 歴史, 国際企画, 機械工学, メンタルヘルスの心理, 宝飾と金属の広きにわたっています。

写真付きのプロフィール(2019年6月現在) は次をご覧ください。

写真付きのプロフィール

スコラーについて

ソフィー・アミニュ-エデュ

ソフィーは2019年にサリー大学で学士(機械工学)取得予定。大学では日本同好会と空手同好会の活発なメンバーであった。3年間日本語を独学し、日本を6回訪問した。最初の訪日はギャップイヤーの期間で、その後ソウルで交換学生をしている間に訪日した。博士課程に進む前に「ロボティックスとコントローㇽ」に関する修士を日本でとりたいと思っている。ロボティック工学で研究を重ね、日本でロボティックスについての知識を深めて、この業界でパイオニアとして新技術を創りだしたい。

デア・ バンコヴァ

デアは2014年にユニバーシティカレッジ・ロンドン(UCL)で学士(数学)を、2015年にオックスフォード大学で修士(数学とコンピューターサイエンス)取得。現在データサイエンティストとして働いている。社会にポジティブな変化をもたらす機械学習と人工知能のフィールドで働きたい。例えば精神衛生問題に取り組むために機械学習を用いて持続性に適用することを含む。日本に最初に惹きつけられたのはアニメに対する関心を通してだった。近年の技術革新と同様に日本の和食と音楽にも魅力を感じている。UCLとSOASの夜間コースで日本語を学習した。ロボットとAIがよりポジティブに理解され、世界的に有名な研究者から実際に学べる経験を楽しみにしている。

ファーガス・マクラウド

ファーガスは2019年にダラム大学で修士(電気工学)を取得予定。大学では帝京大学ダラム分校の日本人留学生による日本語レッスンをとり、同校のセントメアリーズ・カレッジの学生と日本人学生との橋渡しを務めた。4回の訪日の目的は日本エネルギー経済研究所ならびに金子産業でのインターン等であった。将来は沖合の風力タービンの分野で日本か英国で博士課程に進むことを希望している。例えば、福島沖の浮体式洋上風力発電システム実証研究事業などの日本の技術的最前線にあるプロジェクトに取り組み、将来は風力タービン・メーカーの研究開発部に就職することを望んでいる。

ジンシム・オング (王人心)

ジンシムは2015年にキングズ・カレッジ・ロンドンで学士(英文学)取得。現在クレイ・カレッジ・ストークで陶器の2年のディプロマ取得中である。陶芸のマスターによるクラスで日本人客員陶芸家によるコースがあり、その関連で2018年9月にカレッジの学生と共に益子を訪問したことで現在の制作へと発展した。将来は自営の陶芸スタジオを持ち、日本人と交流することで、日本人の考え、アプローチ、美学をまなび陶磁器の分野で活かしたい。日本にいる間、薪による窯についてより多くを学び、他のタイプの窯や、釉薬についても学びたい。

キャスリーン・ライリー

キャスリーンは2015年にグラスゴー芸術学校で学士(銀細工と宝飾)、2018年に王立芸術カレッジで修士(宝飾と金属)を取得。グラスゴー芸術学校の講師を務め、アーティストとデザイナーとしても活躍している。2013年のグラスゴー芸術学校に在学中に3ヵ月間東京のヒコ・みづのジュエリーカレッジへの交換留学生として選ばれ、様々な彫刻技術を研究し、俳画と浮世絵についても学んだ。現在の関係を基にして、日本では金属加工業との強い関係を作りたい。将来、アーティストとデザイナーとして国際的なスタジオを作って、彫金などのデサインを金属作品に特化して、現代の食卓周りに応用したい。

サミー・シャイア

サミーは2018年にオックスフォード大学で学士(歴史)取得。2年目に近代日本史のクラスを取り、徳川時代の社会史の論文を書いた。大学では課外授業で日本語のコースもとり剣道も開始した。日本で修士号、それから英国で博士号を取る希望をもっている。19世紀前半と20世紀の日本に焦点をあて、研究者として歴史のカリキュラムに改革をおこしたい。現在の英国の歴史カリキュラムには国際的な視点が不足していると思われ、さらにアジアの歴史について支持を得るためにも一般人の理解を主導したい。

ダニエル・スタニヨン

ダニエルは2016年にケンブリッジ大学で学士(哲学)、2017年にエディンバラ大学で修士(メンタルヘルスの心理)取得。現在キングズ・カレッジ・ロンドンの精神医学研究所の研究助手として働いている。若い頃から日本語に興味を持ち、学校では4年間勉強した。2010年にブリティッシュ・カウンシルのサポートで日本語のイマージョンコースのために、そして2012年には家族とともに日本を訪問して日本に対する情熱を分かち合った。青春期のメンタルヘルスについて異文化間の比較を日英で行って博士を目指したい。将来は世界的なメンタルヘルス研究と政策の策定にかかわることを視野に入れている。

イザベル・ウォード

イザベルは2016年にリーズ大学で学士(地理)を取得し、課程中にシンガポール国立大学で過ごした一年で社会的環境的な案件を扱っていたことから都市計画に興味をもち、2018年にユニバーシティカレッジ・ロンドンで修士(国際企画)を取得。現在運輸省のクロスレイル2で政策アドバイザーとして働いている。世界中で都市の影響についてキャリアを積みたく、特に日本の都市計画者と政策立案者がどのように問題に取り組んでいるかに関心がある。日本での学習は、都市計画文化についての知識を深め、効果的にグローバルな問題、特に緊急の問題である気候変動に取り組みたい。

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